在宅ワークスペースで整えてほしい2つ

こんにちは。東京は爽やかな季節になりました。
このひと月、ふた月、経験したことのない日常が続いていますが、何事もないように晴れ渡った青い空に気持ちが明るくなります。皆様はどんな毎日を過ごされたのでしょう。

新しく在宅ワークを始められた方、多いと思います。ワークスペースはどんな感じですか。

これを機に在宅ワークが続く皆様、
今回はインテリアデザイナーとして、というより在宅ワークの先輩として?
これだけは整えたい!とご提案したいことは2つです。

1、仕事専用スペースをつくる

いきなり無理!というお声も聞こえてきそうですが・・・これは本当にダメなんです。

在宅ワークはオンオフを上手にわけることがとても大事です!
食事中にパソコンや書類が視界に入る、なんていう方は食事と仕事の場を変えることでオンオフの切り替えになります。会社ではデスクでランチもよくあることですが、これも本当はよくないんですよね。在宅では特に場を分けることを意識してくださいね。

どのくらいのスペースがあればいいの?というと
例えばパソコン作業なら、デスクは幅90センチ×奥行45センチくらいで十分。そこに座るスペースを加えて、トータル90センチ×110センチくらい、約半畳少々でちょっとした仕事スペースになります。
少し家を整理したらできそうですよね。
机はちょうどいい高さの台があれば、机という家具にこだわる必要もありません。

2、椅子はこだわる

ダイニングチェアなど、とりあえず家にある椅子をお使いでしたら、ぜひワークチェアをお勧めします!
普通の椅子を使っていると、肩こり、腰痛をはじめ、疲れが本当に辛くなります。
どんな椅子でも人の身体はある程度慣れてしまい、椅子のせいとわかりにくいのが要注意なのです。
私はまさに悪い例で、身をもってお伝えしますが、疲れが全然違います!

仕事の場合、座る時間が長いこと、それとパソコン作業にちょうどよい高さは画面の大きさによっても、体型によっても違います。

だからこそ、高さや傾きなどを調節できるワークチェアが必要です。

どこをどのように調節できるかで種類、価格はさまざまありますが、大事な機能は、座面の高さと傾きの調節です。椅子で休憩もしたいという方は、リクライニングやヘッドレストも考えればいいかなと思います。

ワークチェアは機能性ばかりでなく、おしゃれなデザインもあるんですよ!
快適かつデザインも好評なのは、オカムラとハーマンミラー。
椅子の張り地や本体部分の色を細かく選べるので、お部屋とコーディネートできるところが嬉しい。

こちらは、お客様のご自宅の仕事スペース。
チェアの色をブラウン、ホワイト、ブルーから座面、背面、本体でいろいろ組み合わせて検討し、最終的にこちらのブルーに決まりました。ブラインドとの色味もピタリ。

ただこれ、カスタマイズするとけっこう納期がかかってしまうんです。
それに、ワークチェアはわりと大きくて場所をとります。
という点は気を付けて、ぜひ在宅ワークに取り入れてほしいです。

ここまでが、まず整えたいことですが、リビングの一角に場を設ける場合、インテリアの調和を考えたいところ。
そんな方は、この際きちんスペースを作ることも、考えてみるとよいのではと思います。

こちらは、リビングに隣接する部屋に設置した造り付けのデスク。リビングに設置したテレビボードと同じ仕上げ材で、奥行きや幅をスペースに合わせてお造りしています。

こちらは、お部屋のクローゼット扉と同じ仕上げ材でお造りしているので、もともとあったかのように見えています。

ワークスペースは欲しいけど、部屋を狭く見せたくない、スッキリしたスペースにしたいと思う方も多いです。
造り付けは、
あえてスタイルを主張せず部屋になじませる
スペースを有効につかう
といったことに向いていますので、家具を買う前にどちらがいいかをぜひ考えてみてくださいね。